顕影 Develop Log
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D-Log M をスマホでカラグレ:Osmo Pocket 3 の素材を iPhone で

D-Log M はグレーディングするための映像です。そのためにパソコンを開く必要はありません。グレーの Log 素材から 10-bit の完成した動画まで、スマホだけで完結するワークフローを紹介します。

同じフレームを顕影でグレーディングした後
DJI D-Log M の元映像:グレーでフラット
D-LOG M GRADED

ドラッグして比較。同じ D-Log M のフレームを iPhone でグレーディング。

D-Log M とは

D-Log M は、Osmo Pocket 3 や Osmo Action 5 Pro など DJI の小型カメラやドローン向けの Log カラーモードです。フラットなトーンカーブと広い色域で 10-bit 記録するので、ハイライトや色を後から整える余裕があります。

DJI は D-Log M の数式を公開していませんが、dji.com/lut で公式の D-Log M to Rec.709 LUT を公開しており、カメラの世代ごとにテーブルが異なります。お使いのカメラに合ったテーブルを使うのが、Log から自然な映像へのいちばんきれいな変換です。

ステップ 1:元ファイルを iPhone に移す

DJI Mimo、カードリーダー、AirDrop のいずれかで動画を写真に保存します。大切なのは、元の MP4 ファイルのままにしておくことです。

顕影は写真から、変換されたコピーではなく元のファイルを読み込みます。

ステップ 2:D-Log M を認識させる

「新規プロジェクト」をタップしてクリップを選びます。顕影は DJI のメタデータトラックからカラーモードを読み取り、映像上の情報バーに「D-Log M」と表示します。メタデータが失われたファイルなら、フォーマット表示をタップして手動で指定できます。

ステップ 3:DJI 公式 LUT で復元する

「ナチュラル」は DJI 自身の D-Log M to Rec.709 LUT を適用し、メタデータの機種に合ったテーブルを選びます。これがニュートラルな出発点、つまりクリエイティブなルックを加える前の、DJI が意図した映像です。

そこからフィルムストリップの公式フィルムルックを選ぶことも、「ナチュラル」のまま自分で調整することもできます。

ステップ 4:ホワイトバランスをケルビンで

Osmo Pocket 3 は撮影時のホワイトバランスを記録します。顕影はそれを読み取るので、色温度スライダーは抽象的な数値ではなく、撮影時の色温度から始まる実際のケルビン値を表示します。目で合わせるか、本来ニュートラルなはずの部分をスポイトでタップするか、自動を使います。(DJI は色かぶりを記録しないため、色かぶりは 0 から始まります。)

ステップ 5:ルックの下で調整する

露出、ホワイトバランス、コントラスト、ハイライト・シャドウ、カラーホイール、彩度は、ルックの前にリニア光の中で効きます。露出 +1 段はカメラで絞りを 1 段開けるのと同じ振る舞いで、黒は浮かずに黒のまま、ハイライトはやわらかくルックに収まります。

ルックの後にカーブ、続いてセカンダリ(Pro)。色範囲で肌・空・植物を選び、HSL で特定の色だけを整え、ポートレート補正で人物と背景を分けて調整します。最後に質感(Pro)で粒子、ハレーション、周辺光量、シャープ、ノイズ除去を加えます。

ステップ 6:SDR、HDR、Live Photos で書き出す

HEVC 10-bit の動画を写真に書き出します。

元の撮影情報は保持され、書き出したファイルにはグレーディング後の映像のホワイトバランスが記録されます。

どう仕上げるか迷ったら。AI グレード(Pro、Max)はそのフレームのスコープを読み、あなたと同じスライダーで一歩ずつグレーディングします。雰囲気を伝えるか参考画像を添付すれば、仕上がった後も微調整を続けられます。

よくある質問

ネットで配布されている「D-Log M 用 LUT」は、どの編集アプリでもそのまま使えますか?

使えますが、想定している入力を確認する必要があります。変換 LUT(D-Log M 入力、Rec.709 出力)もあれば、Rec.709 入力を前提にしたクリエイティブなルックもあり、後者は変換の後に当てる必要があります。詳しくはLUT の入力色空間とはをご覧ください。

D-Log M と D-Log は同じですか?

違います。カーブも色域も異なり、公式 LUT も別です。顕影は D-Log M、D-Log、D-Log2 に対応し、合ったテーブルを自動で選びます。

無料で使えるのは?

公式 LUT での復元、プライマリグレーディング(露出、ホワイトバランス、コントラスト、カラーホイール、カーブ)、公式フィルムルック、10-bit の SDR / HDR 書き出しは無料です。